子供の学校で"Family Math Night"(算数の夜?)
が行われていたのでいってきました。
これは少しでも理系の子供を育てようということで
”National Science Foundation”が推奨しており、
学校の教室を使って算数ゲームなどをするイベントです。
息子と娘が通う小学校では5年前から導入しており、
Familyでの参加を推奨しているので、私も去年に引き続き二回目の参加です。
見渡した感じだと来ていたのは低学年に多くクラスの半分くらい、
高学年になるほど減っていく感じでした。(自由参加)
放課後5時から校庭でのピザ・パーティー(校庭でピザを立ち食い)
から始まって6時から校長先生のお話しを聞く。
これが意外とよかったのですが、それはまた今度。
で、いよいよ開始。各教室を回ってゲームをやってスタンプをもらう。
ゲームの内容はサイコロを使った数字ゲームとか
トランプを使った足し算ゲーム等。
その他にも丸めた新聞紙をどれだけ高くつめるかとか、
透明の箱に入った輪ゴムの数あてゲームなど。
ちょっとどこが算数?なものも多いです。
スタンプを4個集めると「宿題スキップ券」をもらえます。
おかげで子供たちはかなり真剣にやってました
最後にゲームの商品授与とラッフル(抽選会)をやって8時半頃に終了。
子供たちの反応をみていると、うまく誘導すれば数学、
物理の原点にふれられるようになっているのがよくわかります。
その辺を難しいことをいわず、あまり押し付けすぎない、
楽しむことありきの姿勢はとても好感が持てました。
アメリカの公立学校は基本はほとんどの州で無料です。
国や州の援助は、そのほとんどが主要4教科(国数理社)ぶんのみで、
その他の教科(音楽、体育、美術など)や課外授業の有無と
優劣は地域や自治体に大きく左右されます。
つまり、学校区が良くないエリアだと授業は4教科のみで午前中だけ、
教材や校舎もボロボロなんてこともよくあります。
当然このようなイベントを開けるような予算は学校内にはまったくありません。
なので当事者達の好意、熱意、善意、(含む金)で成り立っています。
今回のマス・ナイトも先生を含め、
すべてボランティアと寄付金のみで行われました。
ピザー・パーティーのピザ代、商品や景品もすべて寄付です。
わたしも知人のボーリング大会ビリケツ賞の
ペットボトル(大)を1ダース寄贈してきました。(ドンッ
なのでほとんどの教材やゲームグッズは手作り、
ある意味かなりしょぼいものばかりです。
とはいえ少しでも子供たちが算数に興味をもつように
親と先生が手作りとボランティアで頑張る。
なんだか正しい初等教育ですよね。
そして最も重要なことはそういう親や先生の姿を
子供たちに見せているってことだと思う。
1¢, 5¢, 10¢, 25¢の書かれたサイコロを使って先に1ドルを作れば勝ち。
25¢の存在は大きく、これがあるから1/4の感覚をつかむのが早い。
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