2010年8月27日金曜日

日本の学校 プールが嫌だ!

朝から息子がプールが嫌だと泣き出した。
昨日のこともあるのでやはり日本式のプールが嫌なのかと思いきや、
理由は水着が恥ずかしいからだと言う。
アメリカではいわゆるサーフパンツで、日本では当然スクール水着。
むむと思った。妻も無理しないでいいよと言い始めた。
だが、ここはと思いは私は頑として聞き入れず、
そのうち慣れるからと言って学校に連れて言った。
ただ子供の気持ちはすべて聞いた。
こちらは声を荒げず何度も繰り返して言い聞かせた。
そして学校に到着すると、泣き面の我が子を見た先生は理由を聞いて、
無理しなくていいよとおしゃった。完全に悪者は私一人だ。
別れ際に先生と良く相談して入るか決めなさいと言って別れた。

その結果。。。何事もなくプールに入ったのだ。
帰ってきた子供にどうだったと聞くと、
「楽しかった、プールはあんまり好きじゃないけど...」
という答えだった。
あいかわらずバタ足のOKがもらえないのが不満らしい。
水着のことは本人が言わないので私も聞かなかった。

最初はいろいろとストレスもあるし、
ゆっくり慣れていくしかないと思うのだが
親としては心配でもあるが、突き放す必要も
あるのでタイミングが難しい。

学校側は協力的で校長、副校長とは何度か話している。
いままでにも帰国子女を扱った経験もあるので心強い。

それにしても色々と落ち着くまでは
気苦労が耐えないです。

2010年8月26日木曜日

日本の学校 初プール体験

息子と娘は地元小学校主催の夏学級に通い始めた。
授業はプールとアートだ。

初日が終わると二人ともそれなりには楽しかったようで、
喜々として報告してくれる。
ちょっと気になったのは息子の話。
ほとんどのアメリカの小学校ではプールの授業はない。
だが、プール付きのコンドに住んでいた我が家
(別にウチが金持ちではなくロスでは一般的)
の子供達は、毎年夏の間ほぼ毎日プールに入っていた。
遊びで覚えたので完全な自己流だが20m位は
簡単に泳げるし飛び込みもできる。
ところが日本の学校ではなんとバタ足ができないということで
緑一本(下から4段目の10級)で”けのび”をやらされたらしい。
両足を揃えたドルフィンキックの長男の泳ぎ方ではだめらしい。
つまり泳げるかではなくて型に対する級なのだ。 まさに水泳道だ。
日本の教育はマニュアル(型)を作り完璧な所作を
体で覚えさせていくやり方が随所でみえる。
これは基本を大事にして、すべての生徒(最大公約数)
を一定以上のレベルに持っていくことのできる、
これはこれで優れたシステムである。
何事も”道”になってしまう日本の美徳でもあるが欠点でもある。

これがもしアメリカであればまず泳ぐ楽しさから入るであろう。
習うより慣れろである。バスケを習わせていた時も
いきなりゲーム(試合)だった。
アメリカが世界的にみてもスポーツ、学業共に優秀な人間を
排出していることは周知の事実である。
これは私の持論だがそもそもそのことを大好きだからやっている人達は
おのずとある一定の時期がくれば基礎の大切さに気づき、
ほっといてもやるのではと思う。
もちろん自己流で突っ走る人もいるだろうが、
要は”好きこそモノの上手なれ” である。
一握りの天才を産み出す教育方法は飛び級という
システムと合わさり非常に効率よく優秀な生徒を産み出していると思う。

ただ日本人のメンタリティにこの方法はあわないとも思う。
現在の日本の教育方針は詰め込みとゆとりの中間と言うか折衷を
模索し続けている。そして大旨、良い方向に進んでいるのではというのが
帰国後、私公立あわせて20校以上の学校を見て回った感想である。

日本教育の洗礼を受けた我が息子は日本の先生厳しすぎと文句を言っている。
ゆっくりと順応して行くしかないだろうと思うのだが。

この話しには明日へ続きます。。。

*誤字脱字が多かったので加筆修正しました。

2010年8月24日火曜日

「英語で読む 昔ばなしシリーズ」

このつぶやきをみてちょっと感じたこと:
RT @KTzHK: こう見ると、日本昔話って和むものが多いですね。世界に語り広めたいです。  RT @japantimespub …「英語で読む 昔ばなしシリーズ」…やさしい英語でおなじみの昔ばなしを紹介→http://bit.ly/b2cqSh

昔話って独特の方言があったりペースがあったりするので、内容のみを訳してしまう
英訳で良さが伝わるのかな〜と思う。とはいえアンデルセンやグリム童話に限らず多くのものが数々の翻訳本や意訳版がでまわり、それぞれがその国に浸透をしているという側面もあるわけで、難しい問題ですよね。多分どちらがいいということはないのでしょうが。

海外のRPGなんかをプレイしていると造語や訛りが多く苦労することがあったりする。
その辺のニュアンスが伝わるように訳すのは大変。一時マンガの英訳本をけっこう読んでいた時期があるのだが、役者の日本語英語能力の高さに驚いた。擬音や漢字を使った二重意味の多い日本のマンガを本当に上手に英訳していた。心底マンガが好きでなおかつ語学能力に優れていてさらには文章センスもなければできない技である。映画の翻訳も似た部分がある。映像を伴わない小説は少し違うかな。

結局何がいいたいのかまとまらないですね。昔話という言葉からすこし反応過敏になったのでしょうか。

ウチの子供達はそれぞれ8歳、6歳までアメリカで育ち、学校は現地校にいったので読む事に関しては英語の方が現時点では得意である。これから日本の学校に通いだしていく上で昔話と対峙したときに英語、日本語どちらを懐かしいと感じるようになるのだろうか。
ポケモンゲームの解説書(英文)を隅々まで穴の開くほど眺めている息子に今度聞いてみよう。

2010年8月23日月曜日

ラストディ カウントダウン

アメリカの学校は九月(8月末も多い)から新学期で6月末です。
つまり夏休みは日本でいうところの春休みにあたるため宿題がありません。
しかも2ヶ月以上!!親に取っては恐ろしい時期の始まりです。。。

アメリカならではの光景として最後の授業のカウントダウンがあります。
映画ハイスクールミュージカルでもありましたが、みんなで時計を眺めて
10、9、8といって0になった瞬間、教科書をばらまきます。
教科書を捨てる様子は日本人としてはちょっとどうなんだろうと
思ってしまいます。


また日本と違ってオーバーアクションなアメリカではそこかしこ抱き合って
ハグの応酬です。またあまり泣かないのも印象的です。

日本ももうすぐ新学期ですね。
我が家の子供達は日本の学校に慣れることができるのか
一抹の不安が残ります。なんせ教科書を放り投げてしまう
文化の国からやってくるのですから。。。

2010年8月11日水曜日

ショウ&テル Show&Tell

以下のようなつぶやきをしたところ、日本でもあるよ、というご指摘を
いただきました。
とても興味があるので、皆さんのまわりでやってるよという人がいたら教えてください。

(つぶやき1)
アメリカや南米ではかなりあり得ると思いますが、日本の場合はどうでしょうか。自分から出たがる子の比率はまだまだ低いような。人前でしゃべる訓練を受けてないですねからね。RT @tabbata: Vlogブームの予感.... http://ow.ly/2nPrb


(つぶやき2)

Vlogとはまさに、ショー&テルなので彼らにとっては、それほど抵抗がないように思われます。自分の好きなものについて語り、聞き手側と否定も肯定も含 めたやり取りをする。日本でも是非取り入れてほしいですよね。横にそれましたが、世界的にはVlogは増えて行くと思いますが、日本はそれ...

(つぶやき3)
アメリカではショー&テルといわれる、自分が好きなものを学校に持って来てそれについてしゃべるという授業をそれこそ幼稚園からやっています。持ってくる ものは通常何でもよく、おもちゃやお菓子もありです。(学校によってはTVゲームはだめなどのある程度の規制をかける場合もある)

2010年8月10日火曜日

日本の学校見学所見1

アメリカから帰国して長男長女の学校を沢山見て回りました。
せっかくなので感想を綴ってみました。

M区のH小、帰国子女に大人気の小学校。
大型の官庁宿舎が近隣にあるため、非常に
帰国子女が多く不動産屋さんのみなさんも
知る超有名公立校。
日本に戻って数日めの雨のなか校舎の廻りを
うろうろしているところを
不審者扱いされてとめられました。

声をかけてきたのは副校長先生でした。
とても感じのいい先生でぶしつけな私の質問にも
さくさくと答えてくれました。
都市部の学校なのに校庭が広くていいですねと
言うと、全校生徒で900人を超えている現状では
決して広くないというお返事をいただきました。
至極もっともです。
またM区のなかでもとくに率先して子女を対象とした
カリキュラムを組んでいるわけではないということでした。
ただ、親としては帰国子女が多い=扱いに慣れている
ほかより良いと思うの連鎖反応を評判が上がってしまったのでしょう。
副校長先生いわく近隣の公立校でも対応は同じであると
重ねて強調されていたのが印象的でした。

公立校は原則その地域に住んでいるすべての子供を
引き受けなければ行けないわけで、難しいところなのでしょう。
学校の雰囲気もよかったのですが、その辺の状況をみて
我が家の候補からは早速外れていきました。
そもそもその近辺に住むことが経済的にも
難しそうということもありましたが。。。

2010年8月2日月曜日

電子教科書のはなし

「2015年にはデジタル教科書を全小中学校に」——孫氏が教育改革訴える 

デジタル教科書教材協議会が正式発足

教育に問題があり、改革が必要ということから電子教科書導入というのは

論旨が飛躍しているのではと思う。

そしてこの記事です。

アゴラ池田信夫」

「デジタル教科書」というバラマキ - 池田信夫

どちらかというとこちらの方が親近感が持てる。

教育に場に配っていくというのは実はマックの商法そのものです。

現に娘が通っていた小学校はすべて全教室がマックで、

黒板もすでにすべてスマートボード(電子黒板)にマックを接続。

もちろん建て前だけでは商売できないし、ある程度企業の論理を

持ち込まないと教育が立ち行かないということも事実ではあるのですが、

すっきりしないのは私だけではないはず。

 

関連ブログ:

アメリカの学校事情:プレジデント・デー